共働き家庭が増えている最近。学童利用を検討している在宅ワーカーの方は多いのではないでしょうか?中には、在宅ワークで学童利用できる?手続きの方法は?と疑問に思う方も多いでしょう。在宅しているとはいえ、仕事が立て込んでいる時期なんかは育児との両立に頭を抱えることもありますよね。
今回は在宅ワークと学童利用について解説します。育児もキャリアも頑張りたい方はぜひチェックしてください。
小学校の学童とは?
学童とは、厚生労働省管轄の放課後児童クラブのことを指します。一般的に、保護者が就労等で家庭にいない小学生の放課後や長期休みに、保護者に代わって子どもの保育をする事業のことです。基本的には17時まで、料金を払って延長すれば18時まで利用可能です。
保護者や同居の祖父母が月16日以上、1日4時間以上の労働をしていることや保護者の病気などが入会する条件として挙げられます。利用しない月は休会もできます。
正式名称を「放課後児童健全育成事業」といい、児童福祉法第6条に基づき、主に厚生労働省管轄で運営されています。
「児童会」とか「留守家庭」ってよばれることもあるよね。
仕事で保護者が家にいない状況でも、大人が見守る場所を作ろうね!っていうことです。
在宅ワークでも学童利用できる?
在宅ワークでも、条件を満たせば学童は利用できます。(ただし、地域による)
フルタイムで働いているママが多い学童激戦区だと、どうしても在宅ワーカーの優先順位が下がってしまうことがあるようですが、必要書類をきちんと書いて提出すれば在宅ワークでも学童を利用できている方が多い印象です。
低学年やシングル家庭、フルタイム共働き家庭といった優先される方々が多い地域では、融通の利く在宅ワーカーは利用できないこともあるようなので、運の要素もあるでしょう。それはパートママも同じです。学童に入れなかった場合は民間の学童を検討したり、他の乗り越え方を模索したりといった工夫が必要でしょう。→小1の壁の乗り越え方に関する記事はこちら
市町村によっては開業届や確定申告の書類をチェックされるところもあります!すぐ出せるところに保管しておきましょう!
学童の料金は?
厚生労働省管轄の学童の料金は、地域によって差があって、月額4,000~8,000円くらいのイメージです。ちなみに、私が住んでいる地域は月額6,000円です。
一方、民間の学童では月額30,000円~50,000円ほどかかります。長期休みには月額50,000円以上といったところが多いようです。厚生労働省管轄の放課後児童クラブと比較して、月額が10倍ほど高くなることになります。その分、習い事も兼ねることができるといったメリットも。
公立運営の学童は月額4,000円から8,000円ということで、かなりお財布に優しい取り組みであると言えます。
公立の学童は学童のPTA的な役員がある地域も多いので要チェック!思ったよりも親の負担が多いエリアも…。
在宅ワークママが学童を利用するメリット
在宅ワークで働くママは、極論学童を利用しなくても働くことができることになります。ただし、学童を利用することで、きちんと仕事に向き合う時間を確保できます。
在宅ワークをするママが学童を利用するメリットは大きく2つあります。以下で詳しく紹介します。
仕事の時間を確保できる
在宅ワーカーは、自宅を拠点に柔軟な働き方ができるとはいえ、仕事とプライベートの切り分けが難しいというデメリットがあります。仕事内容にもよりますが、子どもが家にいる状況だと仕事が進まないことも。
正確に仕事をこなすためにも、集中できる時間の確保は大切です。学童を利用することで、子どもは学校+夕方までの時間不在となります。仕事の時間を十分に確保できるのではないでしょうか?
在宅ワークは育児と両立しやすいけど、子どもと向き合うことと仕事を同じタイミングでできるってわけではないからね!
長期休みの預け先を確保できる
働くママにとって大きな課題となるのが、長期休みです。普段学校にいっている子どもが夏休みに入り、仕事のシフトを削らなければならなくなったり、預け先に困る方は少なくありません。
長期休みのみ学童を利用できる地域もありますが、多くは、普段から学童を利用している方に限ります。長期休みにも預けられる学童を普段から利用しておけば、長期休みも安心です。
夏休みの預け先とか働いてなくても欲しいよね!笑
在宅ワークでの学童申請手続きの方法
学童の申請手続きは意外と簡単にできます。ざっくりの申請方法はこんな感じです。
- 区役所などから申請書類を入手する
- 書類に記入する
- 自治体ごとに異なる提出先に提出する
個人事業主、自営業の場合、提出書類の書き方が、会社員、パートなどの場合とやや異なります。要は働いていることを証明しないといけないので、勤務証明書と開業届の控えが必要であることが多いです。確定申告書や源泉徴収票などを提出しなければならないところもあるようです。
パートや会社員の場合、勤務証明は、上司など第三者に記入してもらうことになりますが、個人事業主など自営業の場合、自分で記入します。手帳やエクセルにざっくりで良いので勤怠管理を自分でしておくとこういった時に焦りませんよ。
自治体ごとに異なるので区役所・市役所のホームページをチェック!学童申請は時期が決まっているので、遅れないように注意!だいたい秋から年明けくらいの時期に申し込むイメージで良いでしょう。
学童を利用せずに在宅ワークをする方法
学童に落ちてしまったり、学童の利用はしたくないという方には以下の方法をおすすめします。万が一に備えて、イメージしてみてくださいね!
習い事をはしごさせる
1つ目は習い事のはしごです。最近はバス送迎付の習い事、学童をかねた習い事、オンラインの習い事などたくさんの選択肢があります。
学校がおわったら、決まった時間に習い事へ行く、時間管理能力も身につきます。放課後の時間をうまく活用して、子どものスキルアップをはかりましょう。
学童→習い事のはしごをしている子も結構います!
頼れる人を確保する
在宅ワークに限らず子育て中のママに確保してほしいのは頼れる存在です。親族や友人などいざという時に子どもをたくさん存在と信頼関係を築いておきましょう。
やっぱり、「実家が近い」これは最強です!ばりばり仕事したい方は、はじめから「実家の近くに住む」を意識できると良いかもね!
放課後ルーティンを作る
高学年になると、1人でお留守番ができる子どもが多いでしょう。地域によっては、4年生くらいから学童に入れないところも少なくありません。
鍵の管理などが1人でできるようになれば、習い事や遊び、宿題などのルーティンを決めて、自分で動けると良いでしょう。
安全対策にキッズ携帯やGPSを持たせる方も少なくありません。しっかりと見守りつつ、ある程度任せられると良いですね。
宿題→友達と遊びに行く
このルーティンがやっぱり王道だね!
在宅ワークは学童利用も選択肢に!
在宅ワークと学童利用について紹介させていただきました。ちなみに、とても悩んだ結果、私は今のところ学童利用をしていません。繁忙期は「あー学童申し込んでおくべきやった」と思ったこともありましたが、なんとかなっている状況です。
学童入会を選ばなかった私の場合、平日9時~14時と、20時以降に必要があれば仕事、必要があれば家事というスタイルです。幼稚園児の次男もいるため、いまはまだこの働き方で良いかと思っています。
学童利用に関しては、コスト面はもちろん、教育方針などを考慮して優先順位をしっかりと考える必要があるでしょう。ただ、育児と両立してばりばりキャリアをつみたい!という方は時間の確保が必要でしょう。在宅ワークでも学童利用は可能です。ぜひ選択肢に入れてみてください。