近年ママ友界隈を騒がせる「叱らない育児」をご存じでしょうか。今回は子どもを叱らないことのメリットやデメリットをリサーチしてみました!
- 叱らない親に育てられた子どもはどうなる?わがままになるの?
- 叱らない育児にメリットはある?
- 叱るのをやめたら育児は楽になる?
そんな疑問をお持ちのママはぜひ読んでみてください。「叱らない育児」の意味からわかりやすく紹介しています。最後の「叱らない育児」の本当の意味も必ず読んでくださいね!
ちなみに、わたくし、幼稚園児と小学生の2歳半差兄弟を育てるママです。どうぞ、よろしく。
叱らない育児とは?
「叱らない育児」とは何かを定義づける前に「叱る」という言葉の意味を考えてみましょう。「叱る」とは、以下のような意味とあります。
「叱る」は、相手の非を指摘、説明し、きびしく注意を与える意。腹をたてているわけではないので、「優しく叱る」という表現も可能。(引用元:goo辞書)
実は、「叱る」は悪い意味の言葉ではないのです。また、似た言葉として混同しがちなのが「怒る」ですが、「怒る」の意味は以下の通りです。
相手の非をとがめ、きびしく注意する。腹を立てる。(引用元:goo辞書)
「叱る」が相手の為であるのに対し、「怒る」は自分の感情が入っている可能性がありますね。つまり、アンガーマネジメントなどが活かせるのは「怒る」に対してということですね。
話を戻しますが、「叱らない育児」という言葉は、「相手の非を指摘したり、注意しない育児」ということになってしまいます。
「叱らない育児」は意味的に問題がありすぎるので、仮に推奨するとしても「怒らない育児」というべきですね。日本語は難しい。
叱らない育児が迷惑だといわれる理由
叱らない育児を、そのままの意味で受け取って、「相手の非を指摘したり、注意しない育児」と定義しましょう。叱らない育児が迷惑だといわれる理由がなんとなく見えてきましたね。
親が子どもの非を注意しないため、他人に迷惑がかかることがあるということです。例えば、スーパーで子どもが走り回っていたが親は注意しなかった。すると、子どもが陳列棚にぶつかって、商品が割れてしまったなどがこのパターンでしょう。他人からすれば「親は何をしてるんだ」という話になるわけです。
親が叱らないことによって、他の誰かが怒ることになるということですね。
叱らない育児のメリット
叱らない育児が、人に迷惑をかけることだということが分かった上で、念のため叱らない育児のメリットを考察してみましょう。
叱らない育児のメリットは親が楽の1つです。育児って子どもをしっかり見てないといけない、きちんと育てないといけないからしんどいんですよね。子どもを注意深く見たり、「叱ること」を放棄してしまえば、一気に楽になります。
私はどんな育児も推奨しておらず、各家庭の自由だと思っています。叱らない育児を否定してるわけではなく、リサーチ結果をここにまとめている次第です!←でた!妖怪八方美人!
叱らない育児のデメリット
叱らない育児のデメリットはたくさんありそうですが、以下に3つリストアップしてみましょう。
- 他人に迷惑がかかる
- 子どもが、善悪を知らずに育つ
- 子どもが、大人から指摘されることに慣れずに育つ
叱らない育児の代表的なデメリットはこんなところでしょうか。とくに、1番目の「他人に迷惑がかかる」は深刻ですね。怪我や事故につながる可能性もありますよね。
ただ子どもひとりひとりの性格もあるので、親に注意されなくても善悪を理解し、上手に生きていける人間もいるかもしれません。
叱らない親に育てられた子どもはどうなる?
親に叱られずに育った子は、デメリットのところでお伝えしたような懸念点を抱えつつ、生きていくことになるのかも知れません。一方、子どもを育てるのは親だけではないので、親に叱られなくても立派に育つ可能性はあります。
「叱る」って難しくて、面倒な場面もありますよね。そして、「怒る」になりがちです。育児はいつだって幸せで困難ですが、親がうまくガス抜きをして生きていくことが少なからず必要なように思えます。自分の機嫌は自分でとって、まずは大人のメンタルの安定を試みることが大切ですね。
子育てがしんどいのはいつまで?終わりはどこやねん?と悩んでいる方は以下の記事も読んでみてくださいね。
叱らない育児の本当の意味
言葉の意味の通りに考えると、「叱らない育児」は迷惑で良くないものという印象があります。しかし、近年教育に関する専門家がよく言う「叱らない育児」にはもっと深い意味が込められていることも少なくありません。
「叱らない育児」は子どもを放置するのではなく、「叱る」以外のポジティブな方法で、子どもに善悪を諭す選択肢を持とうということです。
ちょっと難しすぎて、何言ってるかわかんない…という方も多く、「叱らない育児」=放置として広がってしまっている部分があるようです。「叱らない育児」という表現には、子どもの気持ちに寄り添うことを忘れずに、方針をぶらさないことが大切だという意味が込められています。
うーん…。やっぱり「叱らない育児」という表現は誤解を招きかねないかと思います…。実践するのも難しすぎるしねぇ。非常にキャッチーだとは思いますが!
叱らない育児より自分なりに一生懸命な育児でOK
「叱らない」も「育児」も元々ある言葉なので、「叱らない育児」を育児放棄ととらえても仕方ないと思います。ただ、近年教育の専門家の皆さんがいう「叱らない育児」にはもっと本質的に深い意味があるということですよね。奥深すぎるのと実践が難しすぎるのとでなかなか正しく広がらないだけで。
「叱らない育児」「怒らない育児」「丁寧な暮らし」などいろいろあるけど、きっと大切なのは「自分らしさ」です。
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